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特集記事, 食生活改善

内蔵型冷え性と夏バテ

梅雨が明け、暑さが本番になってくるこの時期、体調を崩していませんか?

特に、下痢や食欲不振などの胃腸の不調を訴える方が多いようです。細菌が繁殖しやすいこの時期は食中毒の発生件数も多く、下痢などの原因となっています。また、脱水症状から食欲不振にいたることも少なくありません。水分摂取はもちろんですが体にうまく吸収させるためにも適度な塩分の摂取も重要です。熱中症予防などをうたう塩分を含んだ清涼飲料水や飴なども発売されているので、常に携行するように心がけましょう。

この季節、冷麦や冷やし中華、アイスクリームやかき氷、はたまたキンキンに冷えたビールなど 冷たいものならば口にできると言って、簡単に食事を済ませたりしていませんか?体を内側から冷やしてしまい、かえって体調を悪化させてしまいますよ。

夏に陥りがちな、冷たいものの摂取を繰り返し、冷房にあたり、湯船につからずシャワーで済ます生活習慣は「内蔵型冷え性」を招くといわれています。血行不良で肩こりの悪化や肌荒れを招き、免疫力が低下して風邪などの病気にかかりやすくなります。いわゆる夏バテとして見過ごしがちな「疲れやすい」「だるい」などの症状も、内蔵型冷え性から来ているのです。また、内臓冷えが高じると、温度が下がったお腹周りを脂肪でガードしようと、内臓脂肪の蓄積にもつながります。

このような内臓型冷え性を防ぐためには、以下のようなことを心がけましょう。

  • 生姜、ニンニク、唐辛子、ネギ、ニラ、ニンジン、ミョウガなど体を温める食べ物を摂取するよう心がける
  • 肉・魚・大豆など熱になりやすい栄養素たんぱく質を多く含む食材を好んで食べる
  • シャワーで済まさずに、湯船につかる。ぬるいお湯や足湯だけでもOK。

体を温める食材の生姜・ニンニク・唐辛子・ネギ・ニラは、東南アジアの各国の料理に多く含まれていますね。そして、タイ料理やインドネシア料理には、あまり冷たい料理というものがありません。(かき氷などはありますが….)現地のみなさんは、炎天下の屋台で熱くて辛いつゆそばやカレーを、汗だくになりながら平らげています。そして、飲み物も、「ホットかコールドか?」と聞かれ、「ホット」のコーラ?と驚くと、冷蔵庫の冷え冷えではなくて常温のコーラが差し出されます。

こうした国々に住む人たちは、内蔵型冷え性にならない生活習慣が身についているのかもしれませんね。

節電のために、冷房を控えめにして冷たい食べ物や飲み物ばかりを摂取してしまいそうなこの夏、東南アジアの気分にひたって、汗だくになりながら辛くて暖かい料理を食べるというのも、爽快感があってよいかもしれませんよ。

(F.M.)

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